現状を変えるのは難しいことではない!一つ変えることができれば全てが変わる
今日から妙法蓮華経に入ります。
序品第一は、以前のブログでお伝えした「脳の中の出来事で、ブッダの説法を聞きに神々と菩薩が集まった様子」ことと重複するので省略します。
ということで、
妙法蓮華経方便品第二です。
(訓読)
止みなん、舎利弗、復説くべからず。所以は何ん、仏の成就したまえる所は、第一希有難解の法なり。唯仏と仏と乃し能く諸法の実相を究尽したまえり。(現在語訳)
止めておこう。舎利弗よ、もうこれ以上、方便(教化の手段としての法)を説くことはできないのだ。それはなぜかと言えば、 仏が体得されたものは、一番に希なもので理解し難い法である。しかも、唯、仏と仏とのみが、理解でき、全ての存在の真実のありのままのすがたを、よく極め尽くすことができるのである。この法を諸法実相という。
引用:妙法蓮華経方便品第二
ブッダと弟子の舎利弗との会話です。
今まで色んな方便を使って人々を導いてきたが、それではブッダの真の悟りが伝わらない。だから、これから悟り得た真実を教えるとのブッダの決意です。
(訓読)
所謂諸法の如是相・如是性・如是体・如是力・如是作・如是因・如是縁・如是果・如是報・如是本末究竟等なり。(現在語訳)
一切万物の真実ありのままの相を明かすと、そのすがたとは次のようなものである。即ち、全ての存在の、すがた・形(如是 相)。本来もっている性質(如是性)。相と性のよりどころとなる本質 (如是体)。潜在的な能力(如是力)。作用・はたらき(如是作)。直
接的原因(如是因)。間接的条件(如是縁)。原因によって生じた結果 (如是果)。結果が具体的に現れでること(如是報)。相(本)から報 (末)までが究極的に一貫し平等であること(如是本末究竟等)。以上が諸法実相の説明である。引用:妙法蓮華経方便品第二
原文を直訳すると、上の訳になるかもしれませんが、私は次のように解釈しています。
そのような顔や姿(笑う、平静、怒る、つらい、悲しい)をしているものは、
このような内面・思考習慣(価値観、ルール、信念、自己イメージ)を持っていて、
このような人格(体調、状態)であり、
このような能力(スキル、知能、運動能力、知識、感性)を持ち、
このような考え方や行いをしている。そのため、、
このような原因をつくり、
このように網の目でつながっている縁の影響によって、
すべてが、このような結果になっている。
それは、習慣と時間の経過によって、さらに大きな結果を生むことになる。
これは、良いことも悪いことも同じです。
しかし、どこかを変えれば、全ての結果も変わるのです。
だから、
欲しい結果を明確にすれば、
今、何を行えば良いのか分かります!