楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

煩悩を捨てると潜在意識にアクセスできる

妙法蓮華経提婆達多品第十二

悟りの境地に達するためには、次に挙げる事を実践することがポイントです。

(訓読)

「そのときの王とはすなわち我が身これなり。ときの仙人とはいまの提婆達多これなり。提婆達多が善知識に由るがゆえに、我れをして六波羅蜜慈悲喜捨・三十二相・八十種好・紫磨金色・十力・四無所畏・四摂法・十八不共・神通道力を具足せしめたり。等正覚を成じて広く衆生を度すること、みな提婆達多が善知識に因るがゆえなり。」
 もろもろの四衆に告げたまわく、
提婆達多さって後、無量劫を過ぎて、まさに成仏することを得べし。号をば天王如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏・世尊といわん。

 

 (現在語訳)

佛は諸々の比丘に告げられた、その時の王とはすなわち我が身のことである。その時の仙人とは今の提婆逹多なのである。提婆逹多が善知識(ぜんちしき:善良な友人)であるが故に、我に対して六波羅蜜慈悲喜捨(じひきしゃ:四無量心のことで、慈は与楽であり相手の幸福を望む心、悲は抜苦であり苦しみを除いてあげたいと思う心、喜は他者の幸福を共に喜ぶ心、捨は差別しないで平然と接してあげる心)・三十二相・八十種好・紫磨金色(しまこんじき:紫色した最高質の金の色)・十力(じゅうり
き:佛に備わる十種の智力)・四無所畏・四攝法(ししょうぼう:布施・慈愛の言葉・利他の行為・他人との協力の四つ)・十八不共(じゅうはちふぐ:不共とは共通でない意味であり、佛と菩薩のみにあり他には共通しない十八種の能力の特色)・神通道力を具足せしめたのである。我が等正覺を成就して広く衆生を済度できることも、皆提婆逹多が善知識である因果が理由である。
引用:妙法蓮華経提婆達多品第十二


以前に慈悲喜捨の「慈悲」と「喜」についてお話しましたが、今回は「捨」について説明しますね。

」は捨てると読みますが、煩悩を捨てるということです。人は煩悩があるがために、冷静に物事を判断することができません。

それは、煩悩が感情の引き金を引くからです。


ブッダは言います。
冷静になるだけで、自然と仏の智恵とつながると。

人とは、そのように出来ているのです。(これを仏性といいます)
冷静になり智慧(潜在意識)につながると、神力が発揮できるようになります。

是非お試しになってください。