空が理解できると一瞬で幸福になれる!それを悟りと言う
ブッダは何を悟ったのか?
それは「空」
仏教の神髄といわれている般若心経で、はっきりと述べられています。
観自在菩薩が究極の智慧を完成させたとき(観自在菩薩行深般若波羅蜜多時)
五蘊はすべて空だということを見抜き、(照見五蘊皆空)
一切の苦厄を消し去った(度一切苦厄)舎利子よ。(舎利子)
私たちの身体(色)は空に他ならず、また空は色に他ならない(色不異空 空不異色)
色とはすなわち空のことであり、空とは色のことである(色即是空 空即是色)
私たちの感覚や意識もこれと同じく空である(受想行識亦復如是)
(つまるところ、私たちを構成する身体と意識、その全ては空といえる。)
引用:科学と仏教 菩提樹の下でブッダは何を覚ったのか?
http://science-and-buddhism.com/chapter-7/
この世の真実は「空」です。
人が生きている世界というのは、自身の脳で見えている世界です。
脳のイメージですから、元々存在していないものです。
宇宙は空を嫌います。何かを入れて満たそうとする力が働きます。それが思考です。
思考にはエネルギーがあり、縁によってエネルギーが集合すると、大きなエネルギーが構成されて、現実世界に表面化したものが現れるのです。
それを、縁起といいます。
縁起には、善も悪もありません。
ところが、無意識に思考すると悪い想像の方が多い。悪い感情を抱く。
そのため、生老病死の苦が起きると。
この空の真理を理解することから、ブッダの信仰は始まります。
空の箱に都合の悪い(悪い結果を導く)思考が侵入しないように、先に都合の良い(良い結果を導く)思考を入れる必要があるのです。
ブッダの教えは曖昧で、どのようにでも受け取ることができます。しかし、私たちにとって重要なのは、幸福になること。(幸福の定義は人によりことなるため、ここでは自己実現を指します)
世界中の人が幸福になり、平和に暮らすための方法、
それがブッダの悟りです。