ネット通販で差別化する方法
「私のお店には差別化するものがない」なんて言ったことはありませんか?
この犬たちのように、ほとんどの人が同じ顔?いえ、同じことをしていませんか?
ちょっとだけ想像してみてください。もし、あなたが販売する商品が、他にはないものだったら、今日から6ヶ月後の売上げは…
売上げを左右するのは、SEOやPPCではなく商品です。商品さえよければ、後のことは少々出来が悪くてもカバーできます。
それも、その商品がどこにもない物だったら、お客はあなたのお店に来るしかありません。
そうなるためにも、商品を差別化することが重要です。
今回の記事では、ネット通販で売る商品の「差別化する方法」についてお伝えします。是非、ご参考にしてください。
売れる市場
どんな商品を売ろうかと考えるときに、大事なことがあります。
その「何を売るか?」という発想は危険です。商売で失敗するときというのは、たいていがこの自己中心的な発想だからです。
いくら自分が良いものだと思っていても、それは、自分の価値観で考えた結果。相手と自分は違います。
簡単な話、「今度できたあのお店のラーメン美味しいから、食べないと損するよ。」と言われても、麺類が嫌いだったら…
この調子で彼女とのデートで話していたら、嫌われるかもしれません。相手の嗜好を調べて、「君が好きなイタリアンのお店で良いところ見つけたから、今度の日曜日に行きませんか?」と言ってくれたら嬉しいですよね。
ネット通販のビジネスでもこれと同じことがいえます。
自分の思い込みを捨てて、ゼロから市場を調査することが大切です。
市場調査をする方法は沢山ありますが、最も簡単な方法は売れている市場を探すこと。
現在、賑わっている市場、評判の商品を探せば良いのです。ネットで検索すればすぐに分かります。PPC広告が多いとか、掲載記事数が多いとか、でどの市場が賑わっているかが判断できます。
その他、Yahoo!知恵袋で調べると、閲覧数や回答数が分かります。閲覧数や回答数が多いキーワードの市場が、現在賑わっているということになります。
賑わっている市場とひと気のない市場。
同じものを販売した場合、どちらの市場が売れやすいかは歴然としています。物を売ろうとしたら、人が集まっている市場で売るのは鉄則です。
売れる市場には競合が多い
人気があるからといって、真似をして同じ商品を販売しても売れません。
その理由は、すでにナンバーワン、ナンバー2のお店があるからです。お客の心理は「売れているお店で買いたい」というのがあるので、無名なお店で買う人というのはよほどの物好きかもしれません。
それどころではありません。
販売者の心理も。お客の心理と同様に、「他のお店で売れているから、私も売ろう。」と真似する人が多い。
ほとんどがこのパターンです。はじめに真似すれば、多少はおこぼれにありつけるかもしれませんが、真似する時期が遅れれば、売れるということはありません。
そのため、何を行なうかというと…
値下げ、値下げ、損をしてでも値下げ。完全な負け戦です。
どこにも売っていない商品を販売できれば
売れている市場で、まだどこも販売していない商品を見つける(または作る)ことが出来れば、凄くないですか?
始めは自分だけが売るのですから、当然ナンバーワンです。もし後から真似するお店が表れてもそれらは自分の真似で偽物。
後発の偽物が沢山出て市場が賑わうようになればなるほど、本物に人気が集中します。その分野のナンバーワンですから、ブランド化することも可能です。
売上げが増える、値段を上げることも可能になり利益も増える。ということになるかもしれません。
今ある商品を差別化する方法
ネット通販で成功するためには、売れる商品を開発することがポイントです。
そのために最も確率が高いのは、現在賑わっている市場を探すこと。そして、売れている商品を差別化することです。ここまでは、理解できたのではないでしょうか?
それでは、差別化する方法についてお話しします。
差別化で手っ取り早いのは、ニッチ化する方法です。
ニッチ化とは、現在ある商品をチャンキングダウンして専門的にすることです。
たとえば、ダイエットであれば、「納豆ダイエット」とか、「クッキーダイエット」というように。
英会話であれば、「3歳までの英会話ビデオ」とか、「CDを聞き流すだけで英会話ができる」というように、専門家します。
簡単でしょう。他にも例をあげると…
ラーメン→ ダイエットラーメン
ダイエット→ 45歳からのダイエット法
にんにく→ 臭いけれど男性を取り戻すことができる本物のにんにく
ローヤルゼリー→ 60代のためのローヤルゼリー
化粧品→ 70代からの化粧品
ココナッツオイル→ 日本国産ココナッツオイル(安心します)
おかず味噌→ ボケ防止おかず味噌(ボケ防止効果があるオメガ3脂肪酸入り)
このようにニッチ化しようと思えば、何でもニッチ化できませんか?
そして、ニッチのタイトルが決まれば、商品を作ります。たったこれだけで、どこにもない売れる商品が作ることができます。
どこにもない…これが差別化です。
差別化戦略とかいうと、難しく聞こえますが、じつはこんなに簡単なことなのです。一日も早く差別化戦略を実行してみてください。
でないと、誰かが同じような商品を考えます。それが世の常です。早いものが勝ちやすいという原則を忘れないでくださいね。
商品開発について、もっと知りたいという方はこちらもご参考にしてください。
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