感謝の練習をすることで悟りの達人になれる(なんでも出来るようになる)
昨日のブログで、「大慈大悲」についてお話しましたが、妙法蓮華経提婆達多品第十二の中に「慈悲喜捨」という言葉がでてきます。
ブッダの教えの中でも、この慈悲喜捨の実践は重要項目ですので、今日は「喜捨」についてお話したいと思います。
慈悲のおさらいをすると、「友達のように仲良くしよう。」、「困っている人があれば助けてあげよう。」でした。
「喜捨」はというと、「喜」を直訳すると「他人の喜びを自身の喜びとしよう。」
「捨」は、「冷静になろう。」です。
言葉で言うと簡単ですが、いざ実行するとなるとかなり難しいですよね。
たとえば、癌で入院しているとき、会社が倒産しそうなとき、、、「他人の喜びを喜んであげなさい。」と言われても反発する方が多いのではないでしょうか。
同様に、困って抜け道を考えて熱くなっている時に、「冷静になりましょう」と言われても、余計にいらだつかもしれませんよね。
どんな状態にあっても、これが素直に聞けて実行できるのは、すでに悟りの境地にあるブッダや菩薩といわれる人たちだけです。
私たち凡人は、まだその境地にないので、「分かっていてもできない」のが普通です。
それでは、どうすれば、ブッダの悟りの境地になることができると思いますか?
それは、練習です。
前にもお話しましたが、脳は状態によって事象の受け取り方が異なります。これが問題なのです。だからどの状態でも、「物事を良いように受け取れる脳」を作ればいいのです。
具体的には、「喜ぶ」ことを習慣にします。まずは、自分自身のこと、身近なこと、なんでもいいので「感謝」するのです。
「ありがとう」、「うれしい」、「おいしい」、「気持ちいいい」、「助かった」、「ラッキー」、「ナイス」、「グッド」、「生きてることがラッキー!」、何でもいいのです。
感謝が多ければ多いほどいいです。それが、「喜」の習慣になるからです。
この感謝の習慣が身に付いてくると、「不安や恐怖に襲われている時でも、その中に良い事を発見できる能力」がつきます。
心が折れそうな時、失敗して熱くなっている時、どんな時でも「感謝」を見つけることができれば、冷静になれるものです。
そして、感謝は潜在意識に働きかけ、新しい道を教えてくれると、ブッダは教えてくれています。
慈悲喜捨の達人になるために、まず「感謝」の達人になりましょう。