幸福になるための王道
今回から「ブッダの悟り」をテーマに記事を書かせていただきます。
ブッダは「悟った人」という意味ですが、何を悟ったのでしょう?
ブッダが悟ったのは、「世界中の人が幸福になる方法」を悟ったのです。その方法を、後世の仏教家たちが自らの悟り体験を交えながら議論し、出来たのが仏教典。
仏教典は様々な宗派に分かれていますが、ブログでは、最も新しい「法華経」を元にしたいと思います。法華経は、原始仏教からはかなりかけ離れているかもしれません。
しかし、そこには、2,500年もの年月をかけて、ブッダの教えである「他人の幸福のため」に犠牲となった宗教家たちの心が入っています。これが、わたしの法華経を元にする理由です。
しかし、現在日本にある法華経は漢文を直訳したもので、私にとっては、ブッダの思いを理解するのが困難でした。
ところが、、、
悩み疲れていたある時。私は法華経の文字を流し読みしながら感じたのです。経典に書かれているのは、ブッダが見た脳内の夢(ストーリー)の描写だったのです。
だから、書かれていることは、すべて夢のような話ばかり。
しかし、この話は、現在のどの脳科学、哲学、心理学、自己啓発、よりも現実の生活に直結している教えだったのです。
法華経を顕在意識で読むと、単なる学問になります。しかし、もう一人の自分が、脳(夢の中)に入り込み、ブッダのストーリーの主人公やわき役になると、「ブッダのアドバイス」が腑に落ちて理解できるようになります。
ブッダの悟りの基盤となるのは、「大慈大悲」。自分を含む世界中の人たちを悩みから救い、真の幸福のために導くためです。
これを大乗とも言いますが、世界の平和を願い、他人を幸福にするために働く、そのためには、自分自身が幸福になり成長する必要があるのです。
自分自身が幸せを感じないで、他人を幸せにすることには限界があります。
ところで、人の悩みや幸せというのは、どこにあるのでしょうか?
人の苦労は、その人が不安や心配、恐怖という感情を持ったときに発生します。反対に、人の幸せは、人が喜びや感謝、希望を持つときに感じることができるのです。
これらは全て、脳内の想像(ストーリー)を見ることによって生まれるのです。怖いのは、感情は脳の中だけでとどまらないということです。
脳内のストーリーに感情を抱いた信念が、現実化しようとします。これが、因縁果の法則です。いわゆる「原因と結果」という宇宙の法則です。
だから、人は生きている限り、この原因と結果を無視することはできません。努力をしなければ、得たい結果を望めませんし、たとえ想定外の問題が起きたとしても、そこには何等かの原因が潜んでいたはずです。
しかし、
生きていく上で重要なのは、過去に執着するのではなく、将来のために種(原因)を撒いて肥料をやることなのです。
その行動が、原因と結果(自然)のとおりに花を咲かせます。
次回からは、法華経から直感で感じた「悟り」をお伝えしたいと思います。あなたが生きていく上での支えになれば幸いです。
注意)記事の内容は、個人的な直感を重視しているため、学問どおりの解釈とは異なります。重視しているポイントは、「大慈大悲」、「大乗」、「原因と結果」です。ご理解いただきお読みになってくださいますようお願いします。
ブッダの教えを分かりやすくお伝えするために、物語を書いています。是非ご覧になってください。