楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

人には精神レベルがあり、そのレベルで考えるので問題が解けない

大乗の教えは、誰でも理解できるものではありません。

言葉の意味が理解できたとしても、心の深い部分(仏性、潜在意識)で納得するのは難しいのです。


何故かというと、、、 

 

如来は方便をもって、声聞乗、 辟支仏乗、 菩薩乗の三乗を説くのである。
声聞乗は、諸仏より法を聴いて精進し、 三界を抜け出さんとするのであり、山羊の車にあたるだろう。

辟支仏乗は、諸仏の教えに会うことなく、独り修行して縁起の法を知り、自ら火宅を抜け出さんとするのであり、鹿の車にあたるだろう。

菩薩乗は、諸仏より法を聴いて修行を重ねるが、衆生の有様を憐れみ衆生に利益をもたらそうとして精進するのであり、牛の車にあたる だろう。

この世界はすべて如来のものであり、如来は父であり、衆生は子である。三界は火宅である。どうして子に劣った車を与えるだろう。長者のように、 初めは三車で導き、最後は七宝で飾られた最高の車を与えるのである。すなわち 大乗である。このように諸仏は方便により、 一仏乗を説くために、三乗をもってするのである。 すべて衆生を阿耨多羅三藐三菩提に導くためである
引用:要約法華経 譬喩品第三


人生は修行の場です。
良い事もあれば、悪い事も、障害が起きることもあるのが、人生です。

人は、その時々の出来事によって、学び成長します。

始めの成長レベルは、障害や不幸から抜け出るために、他人からの教えを聞いて学びを得る。
2番目の成長レベルは、「原因と結果」を理解しているので、どんな時でも自分自身で解決するために苦労して学びを得る。

そして、成長レベルの頂点では、他人のあり様を見て悲しみ、その人たちを助けるために努力する。(※この時、自分の成長など考えていないが、他人のために行動することによって、結局自分の成長につながる。)これが大乗というものです。

 

人は、現在の精神レベルで、目前の問題を解決しようとします。しかし、小学生が学んでいない中学校のテスト問題が解けませんよね。

大事なのは、中学生になってから問題を解くのか、それよりも、分からない中学生に問題の解き方を教えてあげることです。(※他人に教えることが学びのコツ)


このように、大乗の教えを理解することは、「分かっているけれど、自分のことが大事!」という人には困難なのです。

それゆえ、この経は智あるものに説け、浅識 のものには説くな。 この経は菩提心をもった人びとのなかで、学識のある人に説け、

信厚き人に説け、人のために身命を惜しまない人に説け、凡愚を 離れて山林に住する人に説け、悪友を遠ざけ善友と親しむ人に説け、戒を守り真にこの経典を求める人に説け怒らず柔和な人に説け、 自在に法を説ける人に説け、大乗の経典のみを求める人に説け、 六師外道を求めぬ人に説け。このような菩薩たちはよく信じ、 よく理解するからである

と、ブッダは教えられています。

大乗の教えは、このブログを読んでいるあなただから分かることなのです。

 

ブッダの教えを分かりやすくお伝えするために、物語を書いています。是非ご覧になってください。

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