楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

ビジネスで決してやってはいけない3つのこと

コミュニケーションによって起きる4つの結果

あなたが望むビジネスの結果というのは、どういうものでしょう?

もしかしたら、「相手も自分もお互いに望むものが得られる」ウイン・ウインの関係ではないでしょうか?

私の知っている経営者のほとんどが、この「ウイン・ウイン」をビジネスの価値観のトップにあげています。ところが、現実はウイン・ウインになっていない人が多いのです。

何故でしょう?

それは、ウイン・ウインの関係を築きたいと考えていても、コミュニケーションスキルを学んでいなけらば、そう簡単にはできないからです。

今回の記事は、ウイン・ウインの関係を築く方法についてご紹介します。是非、ご参考にしてください。

自分が損しても相手が得する

20年以上も前のことです。歯科技工士さんが使う器材を開発し販売していたことがあります。

家庭用電子レンジを使用して義歯を作成する、当時としては画期的な商品でした。ところが、商品に使った金属素材を誤っていたため、耐久性がまったくなくクレームの嵐に。

それからというもの、何度材料を変えても同じでした。仕方なく、500万円もつぎ込んで金型の作り替えも。それでも決定的な解決にはならず。

その時、私が取った手段は、クレームのあったお客さまには無償でどれだけでも交換をするというものでした。

お客さまにとっては、これほど良いことはありません。何度でも商品を交換してもらえるのですから。でも、商品を交換するたびに、私は負債を抱えることになったのです。

その頃の私は、間違った考え方をしていたので、私が損をしてもお客さまに喜んでもらえれば、いつかはその報いが返ってくると信じていました。

しかし、現実はといえば、ずっと損をしたために事業を続けることができなくなったのです。


もし、あなたも私と同じような価値観を持っていたとしたら、ビジネスで成功することは望めないかもしれません。それでも、お客さまに喜んでもらえるだけで良いと思っているのでしたら、それも良いかもしれません。

自分だけが得する

3年ほど前に、「ポータルサイトに掲載しませんか?」との営業があり、丁度私も事業展開のためにいろいろ模索していたところだったことと、費用も15万円程度と安く、軽くOKしてしまったことがあります。

当然といえば当然ですが、当初は営業マンの交渉も親切でていねいでした。ところが、いざ蓋を開けてみると、当初説明していたようなポータルサイト自体を宣伝することもありません。

ポータルサイト自体が知られていないので、こちらの商品が売れることなど皆無です。それで、そのポータルサイトの会社に何度も文句を言っても、軽く受け流され、最後には担当者がでなくなったので契約途中で解約したのですが、支払った契約金や管理費は払い損。 

その後も、このポータルサイトはネット上に残っていますが、アクセスは限りなくゼロに近いので、契約したお客だけが損をしているのでしょう。

じつは、この悪質な会社のやり方は、次から次へと、似たような商法を考えては実行しているのです。

儲かっていたら、そのようにして次から次へと新しいことをやる必要もないと思いませんか?そして、私のような被害者が増えることで社会的信頼もなくなり、だんだんと尻すぼみになるに違いないでしょう。


ここまで悪質な会社は少ないのですが、「自分が儲かりたい」という気持ちが強くなり、お客さまのことを考えなくなってしまうことがあります。

でも、お客さまのニーズも「自分が得したい」だったら、その関係は続くでしょうか?

自分も相手も損をする

売る側も買う側も損をするようなビジネスなら、初めからやらない方が良いでしょう。

「そのようなバカなことなどしないだろう?」と思うかもしれませんが、そのようなバカなことをやってしまうことがあります。

知人から聞いた話ですが、ディスカウントストアを経営した人の失敗談です。この経営者は、「良い物を安く売ろう」とお店を始めたそうです。お客さまに喜んでもらおうと始めたことは立派な志でした。

オープン当初は繁盛していたのですが、お店から20メートルの所に競合ができ状況が一変。競合店のほうが安かったのです。

競合店に負けないようにこちらも値下げをする。すると、相手も負けじと。その繰り返しによって、お店の商品は、「安い。悪い。」という最悪の結果に。

それまでは、「良い商品だけれど安い。」という理由でお客が来ていました。それを信じて買い物に来たお客は、「悪いでき」の商品を買わされ「騙された」と。 それからというもの、お客の足は遠のき、1年もたたずに閉店に。

その時ご近所の人の声はというと、「あれじゃあ、いつかつぶれると思った。」と言ってたそうです。

お互いに得するウイン・ウイン

 これまでご紹介した3つの方法では、ビジネスが成功できないだけではなく、自分が本当に得たいものが手に入らないことが分かったと思います。

ビジネスで成功には、お互いが得をすることが重要です。自分だけ得するとか、自分が犠牲になって相手を喜ばせるというやり方では、結局、成功できないものです。

 

ウイン・ウインで成功するために、具体的に考えたことがありますか?

もし、あなたの望む結果が明確でなければ、どれだけ努力したとしても空回りになるかもしれません。

そして、ウイン・ウインで成功するためには、先ず自分の得たい結果と相手のニーズを知らないといけないのですが、こう言うと、「自分の得たいものは分かるが、相手が何を得たいのかが分からない。」と答えられるかもしれません。

 次回の記事では、ウイン・ウインの関係の築き方についてお伝えします。この方法を使って思い通りの成功を得てほしいと思います。

次回のブログをご期待ください。

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