楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

痛みと感じるか、快楽と感じるか?→成功の分かれ目

このスキルをマスタ―すれば、あなたも成功者の仲間入り

成功者になれる人とそうでない人の違いは何でしょう?


良くいわれるのは、プラス思考、積極性、資本力、人脈、能力、努力、行動力、アイディアが浮かぶ、運が良い…他にもあるかもしれませんが、こんなところが一般的ですよね。

さて、あなたは、どう思いますか?

成功者になるためには、どれも大事なことです。

しかし、どれだけプラス思考ができて、頭が良くて、沢山の自己啓発を学び、お金をもっていたとしても、チャンスに行動出来ないと、チャンスをつかむことはできません。

昔、ある本でこんなことが書いてありました。
この人は、アイディアマンの小説家で、何年もかけて大作の小説を書く準備をしたそうです。これを知っていた周囲の人達も、歴史に残るような大作が出来るだろうと期待に胸を膨らませていたそうです。

99%、小説を書くための準備ができても、いつまで経っても書かないので、周りの人達も徐々に離れていったのです。知人がどれだけ早く取り掛かるように言っても、「まだ完璧じゃあない。」などと言いわけをするので、あきれてしまったのです。

そして、10年、20年という年月が過ぎて、老いた小説家は亡くなったのです。何も書かずに。

その後も、彼のアイディアを知る人は、「もし、彼がこの小説を書きあげていたら…」と、惜しまれているそうです。

この話って、私たちの周りにもよくあることですよね。「○○していたら…」と、「たら」という仮定の話です。その話で自己満足しているのかもしれませんが、何も得るものはなく、人によっては、後悔や自信喪失になっているかもしれないのです

もうお分かりだと思います。
先ほどの小説家や私たちに足らなかったのは、行動です。

行動ができなかったのです。

行動しないと、結果は出ません。

もちろん、行動したからといって成功するとは限りませんが、行動しないことには100%成功は望めないのです。

行動したことで、たとえ、良くない結果を受けたとしても、それは、フィードバックです。フィードバックは改善して、「次出来るとしたら何が出来るだろう?」、「もっといい方法があるとすれば、どんな方法があるだろう?」と質問して前に進むことが出来ます。

だから、行動することは、成功するためには不可欠です。

こんなことは、誰でも知っているはずなのに、「どうして行動できないのでしょう?

ここに問題があるのです。知っていることと行動することとは別次元なのです。
考えることも行動させることも、同じ脳で行われています。

でも、思考や認識する脳と行動させる脳は、別の部分なのです。

脳の部位の中でも最も原始的な爬虫類も持っている扁桃体という脳だそうです。
脳の奥にある扁桃体が「感情」を作りだします。

何かを見たり聞いたりした時に、扁桃体は生存にとってそれが大事かどうかを一瞬で評価します。

自分にとって有効であると感じたら喜びを感じます。でも、危険を感じたら恐怖を感じます。

もし、その人にとって動かないことが安心だと思っている時に、「動きなさいよ。」と言われたら、その言葉が不快に感じます。そんな時に、追い打ちをかけて「早く動いて!」と言われてら、腹が立ってしまうかもしれません。

逆のケースもあります。人によっては、動くことで大きな目的が得られると理解していれば、他人から「早く動いて!」と尻を叩かれても、有難いと捉えるかもしれません。嬉しいと感じたら、行動したくなります。

これが、先ほどの答えです。
感情が行動を左右していたのです。

本当です。

ダイエットで成功する人は、そのために食事制限と運動することを楽しんでいます。それは、ダイエットに成功して自分の体系がスリムに恰好良くなっている未来をビジュアライズしているからです。だから、お腹が空いても、運動がしんどくても、それをやることが楽しいのです。楽しいから、嬉しいから、行動できるのですね。

ところが、ダイエットが続かない人のパターンは決まっています。

痩せてきれいになれることがイメージ出来ないので、目の前にお菓子があると、「一度くらいいいや。」と食べてしまいます。食事制限が苦しく感じます。それどころか、毎日運動することも苦しいだけで、「どうやってサボろうか。」とばかり考えるようになります。その結果は目に見えています。一度、お菓子を食べ、一度、運動をサボったときから、リバウンドしてしまうのです。これが、ダイエットで成功出来ない人の共通したパターンです。
このダイエットを出来なくしたのは、苦しいという感情だったということが良く理解出来ます。

はたして本当でしょうか?

究極的な例でご説明します。バンジージャンプです。

あなたは、バンジージャンプを飛びたいと思いますか? 

私は怖いですが、一生の間に一度は飛んでみたいと思っています。

では、もう一度、あなたに質問します。

米国コロラド州にある世界で最も高い(321メートル)東京タワーと同じくらいの高さのロイヤル・ゴージ・ブリッジに旅費も無料で参加でき、更に、10万円のお小遣いがもらえるとしたら、参加しますか?

 

高所恐怖症の私には、まだ、そんな勇気がありません。10万円どころか、100万円もらっても無理かもしれません。
でも、人によっては、バンジージャンプの経験がなくても、「面白そう!」と、このオファーに飛びつくかもしれません。

それどころか、自費を出して、こんな無謀なチャレンジを犯す人がいるのも知っています。

ひゃっほ~

 

 

これが、答えです。行動は感情が司っているのです。

たとえ、これがバンジージャンプではなく、嫌味のある上司への対応でも、また、飛び込みセールスのチャレンジでもです。
その人が、脳のなかで自分にとって「快楽」と感じているのか、「痛み」と感じているのかの違いで行動も違ってくるのです。