ささやき君は最高のもう一人の自分

「ささやき君」の続きです。

どれだけ頑張っても、「ささやき君」のことを知らないと
あなたは、ささやき君にコントロールされてしまいます。

でも、
上手にささやき君とコミュニケーションが取れるようになると、
今までのような努力をしなくても、
かんたんに成功や幸福を得ることが可能になります。

はじめて「ささやき君」を耳にするあなたのために、
前回の記事をかんたんにまとめます。

ささやき君とは、もう一人の自分（しかし、自分ではない）
一生離れることができない存在。

あなたの一番の理解者であり支援者。
過保護な母親のような存在。

「危ないよ。」「無理しないほうがいいよ。」のような
ささやき君の優しい言葉が、あなたにとってはアザとなる。

ここまでが、前回でお伝えしたことです。

今回は、ささやき君の性質について
もう少し踏み込んでいきます。

「ささやき君」を自分自身だと思い込んでいる

ささやき君の言葉は、直接あなたの脳に聞こえるので、
自分がしゃべっているものと勘違いします。

意識していないと、本当にわからない。

意識しても、どっちが自分で、どっちがささやき君か
わからないのが普通です。

「それじゃあ、どうすることもできない！」

焦らないでください。
少しずつ、分かるコツをお伝えします。

自分とささやき君の大きな違い

人は、意思によって自分のすべてを動かせるわけではありません。
自分の体なのに、自分の意思で動かせないものがある。

脳の組織のなかには、意思とは関係なく
指令をだしている「自律神経」というものもあります。

自律神経は、心臓や胃腸を動かしたり、
汗や唾液をだす働きがあります。

もし、自分の意思で、心臓を止めることができたら、
自殺がかんたんにできますよね。

自律神経は、脈拍や血圧、発汗、消化運動などを調節をしている神経です。

ここでは、自律神経は関係ないのですが、
自分脳は、これ以外のことはすべて自分自身の意志力で
体をコントロールすることができるのです。

しゃべる、手や足を動かす、行動する、
これら全て、自分の意思でできます。

このことを分かってほしかったのです。

当然といえば当然のことです。
自分の体なんだから、自分で動かせなかったら
変ですよね。

ところが、

ささやき君は、あなたの体を動かすことはできない。
アドバイスをしたり、しゃべりかけることはできるが、
あなたを動かせません。

それは、あなたではないからです。

これが、あなたとささやき君の大きな違いです。

ささやき君からしゃべりかける

あなたと、ささやき君とのコミュニケーションは、
ささやき君のつぶやきから始まることが多いです。

黙っていても、誰かから声をかけられると、
人は相手をするものです。

ささやき君から、声をかけられると
あなたは、話を始めます。

ささやき君「雨かな。」
あなた「雨？嫌だな、」

ささやき君「どうして？」
あなた「雨だったら、嫌な上司と車に同乗しないといけない。」

ささやき君「上司のどこが嫌なんだ」
あなた「顔を見てるだけでむかつく！」

 
すべて、こんな感じで会話がふくらんでいきます。

ささやき君がフォーカスさせる

あなたの意思（脳や心）を、
あるものにフォーカスさせる方法は、
質問のような会話をするのが効果的です。

ささやき君は、このスキルが高い。

どうしてでしょう？

フォーカスさせる理由

ささやき君は、あなたの仲間（協力者）です。
だから、あなたを助けたい。

あなたが困っていたら、困らないように
そこから逃がそうと考えます。

だから、あなたが嫌なことがあったら、
そのことを思い出させて、逃がそうとするのです。

そのためには、質問（会話）するのが効果的。
だから、色々あなたに聞いてきます。

悪いことばかりじゃない

何度もいいますが、
ささやき君は、あなたに幸せになってほしいと
心から思っています。

時には、「直感」のような突然神がおりたような
アドバイスをすることも。

それは、どういう時でしょう？

あなたが、真剣に自分が成長することを
望んでいる時です。

また、他人のためになることを
必死で考えている時。

そんなあなたの真摯な思いを実現させようと、
アドバイスをくれます。

ところが、ささやき君からのプレゼントをもらっても、
「自分には無理だ。」と考えてしまうことがあります。

すると、ささやき君は「ごめんなさい、間違えたよ。」と。
なんて優しいんだ。

成功者の「ささやき君」は違うの？

基本的に、誰のささやき君も、みな同じです。

それなのに、凡人と成功者に別れるのは？

じつは、ささやき君は、人を見て合わすという性格があります。

だから、弱い人、消極的な人には、無理なチャレンジを与えません。
傷つかずに、安全確実なほうをすすめます。

ところが、強い人、勇気がある、決断力がある、実行力がある人には、
その人が成長できるように、少し難しい課題を与えます。

上手く行けば成長できますが、失敗すれば痛みを受けます。

それでも、「この人なら立ち直ることができる」と信じているので
わざとチャレンジさせようとするのです。

ささやき君は最高のもう一人の自分

ささやき君が、良い人だということを
理解されたのではないでしょうか。

ささやき君は、あなたのことを世界で一番
思ってくれています。

でも、ささやき君とのコミュニケーション方法を
間違えてしまうと、成功できないどころか、
不幸になるかもしれません。

次回は、ささやき君と上手にコミュニケーションを
取る方法についてお伝えしたいと思います。

お楽しみに。