たとえまずくても売れる商品を作る方法
まずい！もう一杯！
ちょっと昔、キューサイ青汁のＣＭで俳優の八名信夫さんが
「まずい！もう一杯！」
と言ってヒットしたＣＭを覚えていますか？
それまでは、たとえ健康食品でも飲みやすくないと
売れないのが、業界の常識でした。
ですから、どこも、「美味しいように、飲みやすいように」と
研究して商品が作られていました。
そんな日本の常識を覆したのが、
まず～い！
ユーザーが、この「まずい」を聞き、脳で意味づけしたのが、
「薬は苦いもの。だから、健康に良いものはまずくて当然。」
だったのです。
そして、この逆転の発想が功を評し、
キュウーサイ青汁は大ヒット商品に。
しかし、時代は変わり、
現在は、「まずい青汁が飲めない人」をターゲットにした
「美味しい青汁」が、いろんな会社から出ています。
これも、自然の流れかもしれません。
健康食品といえば、わたしが真っ先にイメージするのは、
ニンニク
ニンニクの臭いを嗅いだだけで、
元気のパワーを手に入れた気に。
子供の頃、風邪をひくと、
おばあちゃんがニンニクを焼いて食べさせてくれました。
高熱が出て衰弱してお医者さんに行くと、
風邪薬のほかに、ニンニクの栄養剤を注射されました。
ニンニク注射は、打っているときにも鼻に臭い息が
出ます。
その臭いを嗅ぐと、一瞬で元気になった気がしたものです。
こんな経験をしたからでしょうか？
ニンニクの臭いを嗅ぐと元気になります。
そのため、現在は、黒ニンニクにはまっています。
妻は臭いから、「カプセルの黒ニンニク」を飲むことを勧めるのですが、
臭いが出ないように加工している「カプセルニンニク」の効果が信じられません。
そのため、熟成した半生の黒ニンニクを毎日食べています。
何をお伝えしたいかというと…
人によって、同じ商材でも意味づけするものが違うのです。
私のように、「ニンニクの臭い」に「元気になる」と意味づけする人もいれば、
ニンニクであれば、たとえ加工して「カプセル」に入っているものでも
元気になれると意味づけする人もいるのです。
だから、ニンニクであれば、万人に受ける訳ではないのです。
同じニンニクでも、ターゲットが異なるのですから、
切り口を変える必要があります。
ここを間違えると、決して売れることは望めません。
しかし、いろんなネット通販の商材を観察すると、
多くのお店が、この大事なことを理解していません。
先ほどの「青汁」の場合のように、
「飲みやすくしないと売れない。」
と、思い込みを持っているのです。
同じように、ニンニクも。
「臭いと売れない。」と。
それは、その人の思い込みによるものです。
じつは、私がネット通販で販売している歯磨き粉は、
「ホタテ貝から作っているので臭い」
当初、お客様からも「臭い」、「臭い」とのクレームが
でました。
さすがの私も、その時には、
「良い香りの歯磨き粉に改良しようか」と
迷いました。
しかし、
その時に、頭にひらめいたのが、
「まずい！もう一杯！」だったのです。
そうだ、この貝のにおいを逆手に取って、
「無添加だから臭いです！」と、宣伝したらどうだろう？
試しにやってみたところ、反応は予想以上でした。
このことが、お客さまからの信頼を生み、
香料などの添加物が全く入っていない
良い歯磨き粉として評判になったのです。
現在は、「貝の臭いがする歯磨き粉」だから、
口臭が予防できるんだと有名になっています。
もし、あなたが、商材の切り口で悩んでいましたら、
こちらのレポートがご参考になるかもしれません。
関連記事
