脳科学がわかると悩まなくなる?
悩み(心理面の障害)を解決する方法
人は生きているかぎり悩みが付いて回ります。お金、人間関係、家族、健康、仕事…など悩みは尽きません。
しかし、たとえあなたの悩みが何であっても、それらは全て脳で起きているだけです。あなたの想像の世界だからです。
悩みは事実ではありません。事実を脳で悪く解釈した結果、悩んでいるのです。
だから、脳の仕組みが分かると「悩み」を無くすことができるかもしれません。
この記事では、「悩みを科学し解決する方法」をご紹介します。ぜひご参考にしてください。
悩みの実態
悩みは、人によって様々。お金、人間関係、家族、健康、仕事などどの分野にでも悩む種はあります。
よくあるのが、「お金がない。」という悩み。
でも、本当の悩みは、「お金がない。」ではないのです。えっ?と思われるかもしれませんね。
でも、脳は「お金がないからお金がほしい。」と悩んでいるのではありません。将来のことを真剣に考えるのが嫌で悩んでいるのです。
えっ?
そうなのです。潜在意識は答えを知っています。だから、脳は潜在意識を顕在化するのを恐れてアクセスを拒否します。
どういうことか、実験します。
たとえば、「お金が欲しい。」ということが悩みなら、「いくら欲しいのですか?」と質問してみます。
「100万円の利益」が答えなら、さらに「いつまでに、100万円が欲しいのですか?」と質問します。
答えが「3か月後」だったとします。
3か月後までに100万円を稼ぐ選択肢は、単純に3つです。
- 働いて稼ぐ
- お金を借りる
- あきらめて現状で我慢する
さて、あなたならどうしますか?
これから3か月間一生懸命働きますか?それとも、そのような辛い目をしたくないので諦めますか?
それとも、どちらも嫌だからカード会社から100万円を借りますか?
選択肢がこの3つしかないのに、ほとんどの人は、このどれも嫌。だから悩むのです。現実から逃避しているのです。でも、当の本人の脳ではこの重要な選択肢を考えないようにしているのです。
そして、この「重要なことを考えない」ことが習慣になっています。
だから、悩む人は一生悩むことに。積極的な人生を送る人は、常に楽しい。
では、どのようにすれば、悩みをなくし楽しい人生が送られるでしょう?
痛みと快楽
悩みとは何かが理解できたのではないでしょうか?それでは、どのようにすれば悩みを解決できるかについてお話しします。
人には「痛みを避け、快楽に向かう」(心理学者フロイトで有名になった精神分析の概念)という本能があります。
人は、すべての事象に対して「これは痛みだろうか?」、「これは快楽だろうか?」と判断し意味づけします。だから、その判断基準は人によってまったく異なります。
たとえば、長いスカートを履いている妻に「長いスカートが似合うね。」と言うと、「足が太いからだと言いたいのでしょう!」と叱られます。でも、おしゃれをするのが大好きな娘に同じことを言っても、叱られるどころか「私もこのスカートが気に入ってるの。」と大喜び。
これは、説明するまでもなく、同じ言葉を聞いても、その人が普段から「自分は太い」と信じているか、「私はセンスが良い」と信じているかの違いがあるからです。
このように、人の潜在意識脳にはアイデンティティや体験など個性ができています。だから、同じものを見ても聞いても違う感情が起きるのです。
真剣に考えない習慣
人が悩むのは、物事に「痛み」を結びつけているからです。「快楽」だったら喜んで行動を始めます。誰も、美味しいものを嫌々と食べる人はいません。苦いから、酸っぱいから嫌な顔をして食べようとしない。
お金がない時の選択肢でも、これと同じように「痛み」と感じているから悩む。また、過去も同じような経験をしたことで、「真剣に考えること自体」を痛みと意味づけしてしまっているのです。
そして、真剣に考えないことを習慣に。
どういうことかと言うと…
選択肢1では、「お金を稼ぐ」でした。100万円を稼ぐためには、苦労がついてきます。だから、脳は「痛み」だと意味づけしたのです。
同じように、選択肢2の「お金を借りる」にも、「借りたら高い利息が付く、それにいずれ返済しないといけない。」と「痛み」だと意味づけをしたかもしれません。
選択肢3でも、「貧乏で我慢する」ことに「痛み」だと。
そして、「考えることは辛い」ことだと「痛み」に結びつけたのかもしれません。でも、真剣に人生を考えないことには、先延ばしをしても悩みは解決できません。(宝くじで100万円を当てるほ働いて稼ぐより難しい。)
悩みを解決する方法
悩み(障害)があれば、前向きになり真剣に解決策を考えることが大事です。そのためには、自分の状態が良くないといけません。
落ち込んでいたり、モチベーションが低い状態では、ろくなアイデアが浮かばないからです。
心身の状態を最高にする。そうすると積極的に将来について考えられるようになります。
心身の状態を最高にすためにパターンを変える
- 身体の使い方を変える(体を動かす、姿勢を整える、深呼吸、食事)
- 信念を変える(悪い感情からリミティングビリーフを特定し取り除く)
- 言葉を変える(力を与える質問をする。アファーメーションをする。)
状態が良くなったら次の質問をしてください。
Q)私が本当に欲しいもの。本当に達成したいことは何だろう?
Q)それは何のため?
Q)そのために、何を実行することをコミットするか?
いかがでしたか?これでもまだ悩むかもしれません。その場合に何度も戻って行なうことが大切です。
すべて習慣ですから、真剣に考えることも65日かけて習慣化できます。