楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

成功するまでやり続けるために何を信じる必要があるか?

最後まであきらめない

セミナーでこんな話を聞いたことがあります。

昔、村が干ばつで、何十日も雨が降らないことがあった。

村人全員が困っていたときに、長老が雨を降らすために祈祷師を連れて来たそうです。その祈祷師は、今までに雨を降らせなかったことがない。願いが100%叶うというすごい祈祷師でした。

ある人が、祈祷師に「100%雨を降らすことができる秘訣は何ですか?」と聞くと。

祈祷師は、こう答えたのです。

「雨が降るまで祈祷することだ!」

 

雨が降るまで祈祷すれば、誰だって雨を降らせます。
しかし、この話は、笑い話のようですが、笑い話ではありません。

 

成功の原点をついた話だからです。

 

成功するまでやり続けることは、成功するためには絶対必要なことです。どれだけ能力がある人でも途中であきらめたら、成功することはできません。

そして、(祈祷師のように)始めるときには、「必ず成功するまでやめない!」という決断が大事です。

 

決して、「やるだけやってみよう。」とか、「頑張ってみます」なんて甘いことは言わないことです。自分に甘い言葉をかけると、大抵の人は途中で挫折します。

継続は力なり!

「継続は力なり!」といいます。

続けると、結果がついてきます。だから続けないといけません。


しかし、この言葉に騙されてはいけません。何の工夫も努力もなく続けていても、力はつきません。どれだけ続けても、結果もそれだけしかつきません。

私たち凡人は、この「継続は力なり」という言葉を自分の都合のよいように解釈してきました。単純に続けさえすれば良いのだと。

それは間違いです。

結果をだすには、工夫が必要

目標を決めて行動していれば、必ず障害にぶつかります。

その時に、心が弱いと挫折します。心が強くても、失敗したことを繰り返していては、成功は決してありません。

アメリカの有名な精神科医がこのように言っていました。「今と同じことをやり続けて、成功を期待するのは狂気だ!」と。

また、障害を「失敗した」と解釈していては、成功することは到底無理です。

だからといって、障害からヒントを得ないと、ただ傷を負っただけです。


トヨタなど大企業では、障害のことをフィードバックといいます。フィードバックは、何かを教えてくれるものという考えです。


トヨタが生み出した「改善」は、世界中で「カイゼン」として使われています。どんな失敗でも、それは一時的な失敗であり、障害である。だから、頭を使えば、失敗と思っていても、そこに改善するヒントがあると。

どんなことでも、毎日、改善を繰り返せば、どれだけ成長できるでしょうか?一日一歩(50センチ)進めば、1年で18,250センチメートルも進むのです。


だから、コーチングでは、改善するために、自分自身に次の質問をしてもらいます。

Q)この出来ごとの良い点は何だろう?

Q)成功するために、他にどんな方法があるだろう?


間違っても、「どうして失敗したのだろう?」とか、「何が悪かったのだろう?」と質問してはいけません。

だって、その質問をすると落ち込み、途中でやめる理由を探すことになります。

 

 成功するために大切なのは、フィードバックをたくさんもらうことです。フィードバックは、ギフトです。

ですから、お客様や仲間にお願いしてでも、フィードバックをもらうことが大事です。

退路を断つ

人は誰でも失敗を恐れます。だから、できるだけ失敗を小さくしようと考えます。

ところが、成功している人をみると、ほとんどが退路を断ち事業を始めています。じつは、この「退路を断つ」ことには力があるのです。


もし、「3ヶ月以内に中国語をマスターしなければ、大好きな人の命をとる!」と言われたら。

「できない」と断りますか?断れないですよね。

命がけで中国語を覚えるでしょう。何が何でもやるでしょう。そして、結果的には3ヶ月で中国語をマスターするのです。


人は、逃げ道がなくなれば、必死でがんばります。必死になるしか仕方ないのです。だから力が生まれるのです。

私もそうでした。

3回も脱サラしましたが、始めの2回は貯金もあり失業保険もありました。余裕がありましたし、「失敗したら、また違う仕事に就こう」と甘い考えもあったのです。

だから、失敗しました。

しかし、3回目の脱サラは違いました。貯金は0。そして、失業保険も受けませんでした。自ら一切の退路を断ったのです。

今度、失敗したら、ホームレスしかない。。。

だから、必死になれたのだと思います。甘い考えだった私でも必死になれたのはそういうことがあったからです。

成功した人に教えてもらう

失敗すると、あきらめそうになるものです。失敗しなくても、上手くいかないことが続くとあきらめたくなるのが人情です。

そんな時に、同じ経験をしたことがあり乗り越えてた人に教えてもらうことをおすすめします。

成功しているコーチやコンサルタントは、長い年月をかけて学んだスキルをもっています。その人たちに教えてもらうことで、悩む時間を短くできるし、容易に乗り越えることができるからです。

コーチやコンサルタントを雇うお金がない時には、本やネットを使い、成功者の心構えを取り入れると良いです。

まとめ

成功するまでやり続けるために、重要なことをお伝えしました。成功するまでには、いろんなことが起きるのが普通。起きなければ、前進していないということです。

そして、成功するためには、「何があっても、あきらめない!」という気持ちが大事です。 自分を信じることです。「必ず成功する!なぜなら…」

行き詰ったときには、止まるのではなく、とにかく動くことです。失敗した時と同じことをやるのではなく、違う方法を行なうのがコツです。

退路を絶ち、前進するのみ!

前にあるのは、成功だけです。その気持があれば成功します。