楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

2つの道があったら困難な方を選んでいますか?

一代で大富豪になった人がやっているシンプルな方法

人生という山道を歩いているときに分かれ道があり、楽と困難の2つの道が表れたら、あなたはどちらの道を選んでいますか?

人生というほど大きなものではなく日常の生活でも、人は常に選択を迫られます。

たとえば、休日にリビングでテレビを見てくつろいでいるときに、奥さまから「テレビばかり見てないで、掃除を手伝ってよ。」と言われたら、どうしますか?

選択(快楽)…喜んで手伝う。

選択(不快)…折角の休みなのに、何も理解してくれないと立腹する。

このどちらかを選択することで、奥さまからの対応に違いが生まれます。こんな小さなことでも積み重なることで、10年、20年経つと夫婦関係に大きな違いが出来てしまいますよね。


もし、あなたが営業の仕事をしていたら、こんな選択に迫られるかもしれません。

たとえば、時間に余裕ができて、新規客のAPを取るために電話するか、又は、すでにある顧客のフォローをするかという選択に迫られた場合に、あなたはどうしますか?

選択(安定・安心)…喜んでいる顧客のフォローは楽だ。

選択(拒絶の恐怖)…電話セールスで新規APを取るのは断られることが多いので嫌だ。

営業経験があれば分かっていることですが、2つとも大切なこと。しかし、営業成果を上げるためには、常に新規客を開拓しないと売上は減少してしまいます。事実、売り上げを上げているセールスマンというのは、新規客を開拓することに重要性を保ちながら顧客を大切にすることとのバランスをとっています。反対に成果を上げられないセールスマンは、新規客を取ることを避けようとするものです。

だから、2人のセールスマンが、1年、2年、5年、10年営業の仕事を続けると、収入に大きな違いが生まれます。



もし、あなたに好きな人がいて結婚したいとしたら、どうしますか?

選択(喜びを想像)…ダメ元で告白する。

選択(拒絶の恐怖)…断られたらどうしょうと告白を引き伸ばす。

自分から告白しないで、相手から言ってもらうことを期待するのはお門違いです。断わられるのを恐れて何も言わないでいる間に、他の人に告白されたらどうしますか?あなたの好きな人が、その積極性に惹かれるかもしれません。


もし、あなたの人生を変えるほどの投資のチャンスが巡ってきたらどうしますか?

選択(失敗への恐怖)…損をするのは嫌だから断る。

選択(快楽を想像)…自己責任でリスクを負えるか計算して、チャレンジをする。

人生を大きく変えるチャンスというのは、一生の内に何回もないかもしれません。現状の安定を守ることは大事かもしれませんが、チャレンジをしないことには、人生を大きく変えることはできません。
人生に大きく変化を作った人たちは、チャレンジによって得るものの大きさと失敗した時の損(リスク)を計算して、自己責任でリスクを負えるかどうかを良く考えてから、チャレンジしています。

リスクを背負ってチャレンジした結果、大金を得たのです。そして、その大金を投資することで、更に大きな富を作っているのです。


どうして、成功者といわれる人たちは、このようなチャレンジができるのでしょう?


それは、日常の生活で2つの道が表れたときに、「困難な道」を選んで歩いてきたからです。

そのことが、どうして人生を変えるほどの大きな選択のときに役に立ってきたのだと思いますか?

 

小さなことでも、「困難な道」を選択することで、脳内では次のようなことが起きます。

①嫌なこと=チャレンジと意味づけされ、成長や発展が期待できるためにワクワクとした感情を得る。

②「難しいことをやった。」と潜在意識下では自信が生まれます。

 

反対に、「困難な道」を避けて、「楽な道」を選択したら、何が得られるでしょう?

①安定が守られる。安心。余分な労力が不要。…結局、何も変わらない。

②リスクがない。しかし、チャレンジがないので、大きな成長発展は期待できないためにワクワク感が得られない。

③チャレンジをすることで自信が生まれるので、常に「楽」を選択していると自信がなくなり、成長どころか後退することになる。



今どう思ってますか?


て、あなたにとって、「困難」と「楽」の2つの道のどちらを選択することのどちらが得なのでしょう?そして、どちらを選んでしまうことで人生で損をしてしまうのでしょう?

この記事を書いている私も、今、肝に銘じているところです。何を?って?

それは、日頃から2つの道が表れたら、自分にとって嫌な方をやる!です。

じつは、「嫌なこと」というのは、潜在意識が「これをやると成長発展するかもしれない。」と教えてくれているサインなのです。コーチング用語では、「嫌な事」をリミティングビリーフと言います。

嫌な事(リミティングビリーフ)には、将来得られるかもしれない成長・発展という宝物の種が隠されています。

もし、あなたが、自分や会社を成長させたいとか、経済的発展を望むのでしたら、嫌な事(リミティングビリーフ)を明確にする必要があるのです。

 

嫌な事(リミティングビリーフ)を明確にする方法

1、「それをすることが、何故、嫌なのか?」と質問します。

勉強をするのが嫌な小学生がいたとします。その小学生に「どうして、勉強するのが嫌なの?」と聞くと、何と答えるでしょう?
「勉強をするのが苦痛だから。」と答えるでしょうね。

2、「これをやることで何が得られるか?」と質問します。

1の質問と同じ質問を大人にすると、次のような答えが返ってくるかもしれません。
「勉強は嫌だけれど、これを学ぶことでスキルが向上する。」

このように、嫌なことの先には、宝物があるのです。

3、「これをやらなければ、どうなるか?」と質問します。

2で答えた人に3の質問をすると、「何も変わらない。でも、やらなければいけないことをやらないことで自分を責めるかもしれない。」と答えるかもしれません。自分を責めなくても、段々と勉強が嫌いになり自信喪失につながることでしょう。

4、追加でこの質問をしてみてください。「もし、失敗リスクがなければ(確実に成功するとすれば)、あなたは、この嫌なことをやってみますか?」

ほとんどの人が、失敗リスクがなく確実に成功するのであれば、行動します。これが、人の本心かもしれませんね。「やりたいことは分かっている。やれば良いことも分かっている。でも色々考えていると…」と、本心とは違う方向に行動してしまうのです。そして、その行動が習慣となってパターン化してしまっているのです。

成功するには、そのパターンを壊す必要があります。そして、「嫌なこと」を喜びという感情に結びつけて行動する新しいパターンを作ることで成功者に限りなく近づいていきます。

 

今日から、私と一緒に嫌なことを喜んでやりませんか?


参考までに、人が嫌だと感じるもの(リミティングビリーフ)を書きだします。

・不快
・恐怖
・傷心
・怒り
・欲求不満
・失望
・罪悪感
・無力感
・重圧
・孤独感

もし、これらの内、どれかを感じていたら、リスクを背負ってチャレンジすることも、一つの選択肢です。勇気を出してチャレンジすることで、それ以上の宝物を得られる可能性があるからです。