問題を起こした時と同じ意識レベルでは、その問題を解決できない!
タイトルの言葉は、アインシュタインが言ったものですが、
どういう意味か理解できるでしょうか?
私たちが問題を起こすときには、必ず何らかの原因となるものがあります。
そして、原因の結果として、その問題(障害)が生まれます。
ところが、ほとんどの人は、その問題を起こした時と同じレベルの考え方で解決しようとします。
色んな方法を試しても、「その思考パターンを続けている限り問題は解決しない。」とアインシュタインが教えてくれていますが、それは事実です。
ここで言われている「意識(考え方)レベル」とは何だと思いますか?
色んな考え方がありますが、人間の「6つの基本的欲求」を参考にすると分かりやすいです。
【6つの欲求】
- 安心・安定 ②冒険・変化 ③自己重要感 ④愛・つながり ⑤成長 ⑥貢献
たとえば、
商売がうまくいってたけれど、急にお客が集まらなくなった。
こんな事は良くあることですよね。
しかし、その原因は「6つの欲求」の①から③の思考レベルだったということが多いのです。
いわゆる自己中心的な考えです。
当然ですが、相手(他人)のことを考えずに自己中心的に商売をやっていると、問題や障害に当たるものです。
ところが、
問題に直面すると脳が混乱し、さらに同じレベルで問題を解決しようとします。その行動が余計に失敗への道へと突き進むことに。(悪循環)
(アインシュタインは、この凡人の行動を嘆いていたのですね。)
それでは、どうすればいいかと言うと、もうお分かりだと思いますが、、、
次元の高いレベルで思考する。
今までの自己中心的な考え方だった自分を、上位レベル(成長や貢献)の思考に置くのです。
何のこと?と思うかもしれませんね。
意識の世界なので、空想で良いのです。
今までの商売の目的を「自分の成長のため」と「他人を幸せにするため」に変えます。
その考え方を固めたら、上位レベルから現在の問題(障害)を俯瞰して、解決策を考えるのです。
これでも、まだ難しかったら、上位レベルの人を想像するといいです。
たとえば、「ソフトバンクの孫さんだったら、この状況でどうするだろうか?」と質問してみてください。
問題(障害)の解決策が見つからない時には、意識レベルを上げることが大事です。
それは、仏教でいう「自利・利他」。大乗ともいいます。
自分のため(成長)と他人のため(貢献)に考えて行動すれば、すべて良い方向へと進みます。