いつか脱サラしたいと思っているあなたへ
脱サラについてあなたが知っておかなければならない５つの事実
これは、あなたが今までに耳にしたことがないような、そして、私が今までに書いたことのないような記事です。
どうしてかというと、脱サラについての記事はよくあります。しかし、その著者自身の経歴が次のようだからです。
１、脱サラをしたことがない。
２、たとえ、脱サラをした場合でも、成功をしたが失敗（倒産）をした経験はない。
３、逆に、脱サラをしたが、失敗（倒産）して起業をあきらめてしまったため、成功の経験がない。
このいずれかの経験しかないために、偏った考え方をしているのです。
偏った自分の経験を元にしたアドバイスでは、人によっては参考程度にしかならないかもしれません。
ところが、これからお話しするのは、そのどれも経験したことがある私の体験によるものです。それどころか、私は、脱サラ⇒起業を４回もしました。倒産を経験したこともあります。その時には家も売り無一文になりました。でも、成功も２回（現在、成功へ進んでいることも入れて２回）経験しています。ですから、経験では誰にも負けないと思い、これから起業しようとしている人のお役に立てればと、キーボードを叩いています。
脱サラをする前に、人が知りたいのは、実際に起業した人の心の状態です。私も悩んでいた時に、その立場を経験した人からのアドバイスがあれば、ずっと気持ちが楽だったかもしれません。
これから、お話しすることは、私の体験を交えてのお話しです。
起業する前には、勤めている仕事を辞めないといけません。辞める時には、出来るだけ会社と穏便に、そして、惜しまれながら辞めたいかもしれません。でも、現実はというと、退職を口にした時から状況は一変し理想とは違う結果になりました。
辞職した後、あなたは、もしかしたら、少しは休職して心身ともにゆったりとしたいかもしれませんね。私も、一度退職して失業保険で生活したこともあります。しかし、そんな甘い考えでは、起業など上手くいくはずがなく、生活も出来なくなり再就職することになりました。
脱サラから起業をするとなると、まず最初に、資本の問題があります。貯蓄があれば良いのですが、普通は予算が足らないものです。借金をするには、奥様や家族の同意を得ないといけません。
「妻にお金のことをどのように切り出そうか。。。」と、そんな問題があります。起業への思い、将来の夢（家族の幸福）を一生懸命に伝えることで、妻は理解してくれました。
たとえ、お金が準備できたとしても、「果たして１年後、２年後に、順調に返済が出来ていくだろうか？」
そんな不安がよぎるものです。それは、自分だけではなく家族も同じです。その時には、家族の不安を感じるので関係がギクシャクしてたかもしれません。
それどころか、家族を上手く説得できたが、「失敗したときに、妻や家族になんと言えばいいだろう。。。」、「もしかしたら、離婚して家族離散におちいるかもしれない。」と、失敗した時の事を想像するかもしれませんね。私の場合には、楽観主義な所があるので、良いことばかり想像していました。今、振り返ると、プラス思考だけではなく、人間は恐怖を感じることも大事だということが分かりました。恐怖心があることで、前もって準備ができるため、リスクを軽減できるのです。
私の場合には、予想される障害への準備不足があり、倒産した時も、その後もずっと、妻から責められました。そんなことがあったので、「成功して絶対に見返してやる。」と今まで頑張れたのかもしれません。
こんなこともありました。起業してすぐから順調にいくと、安心してしまいモチベーションが下がるのです。起業当初の時のような、がむしゃらな気持ちがなくなってしまっていくのです。
そんなやる気のない状態の時に限って、トラブルは起きるものです。
若い頃に起業した時には、たった１回のトラブルに会っただけで、立ち直ることができませんでした。理由は簡単です。「自分には無理だ。」と、あきらめたからです。
ところが、今回の起業では同じようなトラブルに２回も見舞われたのに、２回とも立ち直ることができました。どうしてなのかと不思議に思われるのではないでしょうか？
それは、コーチングを学んだお陰です。
コーチングは、クライアントをサポートするためのものですが、その手法を自分自身に使っていたのです。ですから、一からやり直さないといけないような大きなトラブルにも動揺しないで、冷静に対応できたのが良かったのです。
その時は、ある程度のリスクを覚悟しての行動でしたが、「これを乗り越えたら、今まで以上に成長する。」との自信がありました。その思いと必死の行動が通じたのか、２か月半で良い結果が生まれたのです。
脱サラする前は、お金が入り、時間的余裕ができて自分の好きなことが出来るだろうと、夢を描きます。
確かに、成功して、そのとおりになりました。
でも、先ほどから話しているように、リスクを伴うのです。
リスクを背負いチャレンジすることで、成功は得られます。それが、脱サラ・起業です。
明日は、この続きの脱サラ・起業の核心についてお話しいたします。ご期待ください。
