楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

(モデリング上級編)レシピを真似るだけは競合に勝てない

 

どんなことでも、初めてやるというのは難しいものです。
そんな時に役に立つのがモデリング


モデリングというのは、その道の上手な人や成功している人のやり方を真似る方法です。


子供が野球を始めた時には、先輩のやり方をそのままマネして、
ルールや技術を身につけます。


料理でも、レシピを真似れば、料理の素人でも案外作れるものです。
しかし、これは、「出来るようになった!」という初心者レベルの話。

成果を出すためには、何も苦労して新しいアイデアを捻り出す必要なんかありません。
上手くいっている人を探して、やり方(レシピ)をパクるだけです!

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モデリングを勘違いすると…大変です

 

たとえば、そば屋さんが、「売れているラーメン屋を真似よう」と、
豚骨ラーメンのレシピをパクリ、美味しく出来るようになったので、
そば屋のメニューに「豚骨ラーメン」を加えたとします。

はたして売れるでしょうか?
ラーメンが売れないどころか、今まで売れていたそばまで売れなくなるでしょう。


こんなことは、他でもあります。

大手の会社の広告があたり、商品が売れているのを目の当たりにして、
自社でも、「大手と同じ広告」を出したとします。

はたして、同じように自社商品がヒットすると思いますか?


こんなケースもあります。

スタッフの教育をしようと、大手企業の教育プログラムをマネした

ところが、スタッフのモチベーションは上がるどころか、
会社への信頼が薄れ、反感を持たれるように。

何が悪かったのでしょう?


モデリングをやる前に、理解しないといけないことがあります。

一つは、自分(自社)と他人(大手、成功している人)とは違うということ。

立ち位置、立場、状態、状況、目指す目標、すべてが異なっています。

自分を理解することが重要です。


そして、もう一つの重要なことがあります。

それは、相手を理解することです。


広告や営業では、ユーザーの欲求(ニーズ)を理解する必要があります。
ここを勘違いする人がいます。


ユーザーというのは、自分(自社)の見込み客や顧客のことです。
見込み客が、自分(自社の商品・サービス)に何を求めているかを理解する。

ここが一番のポイントです。


ユーザーが自分ではなく他社へ求めていることをやっても空回りになるだけです。
重要なのは、自分を求めてくれているお客です。


そのためにあなたがやる行動は、、、
ユーザーに直接聞く、アンケート調査、調査会社に依頼、など。


そして、自社の商品・サービスへのニーズが分かると、
モデリングが面白いように当たることでしょう。


先ほどの広告のケースでも、競合と差別化した「個性のある広告」ができます。

同じように、

スタッフ教育でも、相手の欲求や仕事の目的が理解できると、「スタッフのための教育」になります。(スタッフの成長、利益のため、自己実現のため)

 

当然、自分(スタッフ)のための教育ですから、モチベーションがアップすることになることでしょう。