楽しく生きるためのブッダの教え

「ブッダの教え」を元にして、悩みや恐れなどのストレスを取り除き、残りの人生を楽しく生きるためのブログです。解釈方法は、哲学、脳科学、心理学、そして、直感によるものです。経典の直訳とは異なっていることをご理解の上お読みくだされば幸いです。

凡人はコントロール出来ないことにフォーカスする

成功者は、コントロール出来ることをやります。


どういうことかと言うと、
他人をコントロールすることはできませんが、自分はコントロールできます。

自分の体も脳も自分の一部なので、操作することは可能です。

しかし、自分以外の人(例えば家族)の場合には、どれだけ親しい間柄でも、
自由にすることはできません。当たり前ですが。

 

ところが、人は、この自由に出来ないモノをコントロールしようとします。
だから、フラストレーションがたまる。


コントロールできないモノ(こと)は、他にもあります。


例えば、、、

努力すればそれなりの結果が出る。勉強を頑張れば100点が取れるかもしれません。

しかし、野球選手が頑張って練習しても、試合で勝てるとは限らない。

能力が上がっても、相手の方が強ければ勝てないのです。これがコントロールできない事。

コントロール出来るのは、自分の能力を上げる事だけです。


これと同じことが、仕事でもあります。

営業の努力をすれば、営業能力が上がります。

しかし、販売する商品が悪ければ、(または、見込み客がなければ)どれだけ営業スキルが高くても購買につながることはありません。


何を伝えたいかというと、
結果はコントロールできない。コントロール出来るのは自分だけ。


ところが、
人は、(原因となる)自分を変えようとしないで、(結果)直接関係する事柄を変えようとします。

だから、良い結果がでなかったらフラストレーションがたまります。
自分自身が努力していないのに、自信がなくなる。


また、悪い結果が続いても、
今まで通りのコントロール出来ないことを優先的にやろうとします。

なぜだと思いますか?

同じことをやるという事が安心なのです。ただそれだけです。

努力すると結果が付いてくることがあっても、初めてやる事は不安です。

そのため、コントロール出来ないことを「コントロール出来る」と無意識的に脳が錯覚させます。

だから、失敗スパイラルから抜けることができない。


ところが、成功者は、冷静沈着に「どれがコントロール出来て、どれがコントロール出来ないモノ」と区別します。

いかにも合理的な考え方です。
だから、成功する確率が高いのでしょうね。


今上手くいってないことがあるとしたら、
それは、コントロール出来るモノかどうか?見直す必要があります。